兼業主婦ぺりこのスピリチュアルに片足突っ込んだ日記

アラサー、ヨガ、(ちょっと)スピリチュアル、プレママ

インテグレートのCMの話

インテグレートのCM中止の件。

 

30歳にちょこっと足したぐらいの年齢の私ですが、世の女性たちがあそこまで怒る気持ちに共感できなくて。というか、色んな意見を読んでも、「何に怒ってるのか」把握できない。私も女のはずなんだけど…これを読んで怒る女性もいるかもしれないけど、純粋に「どうして怒っているのか」知りたくて、少しばかり勇気を出して書いてみます。

 

私は「これからは女性も活躍する世の中だから」「男の人と肩を並べて生きる女性になれ」というようなメッセージを感じながら育ちました。そもそも「女の子としてかわいさを武器にして」と思ったことがない…ような気がする。「男だから」「女だから」という区別をされることがあまりなかったというか。20代で私が思い知ったのは、「25歳の壁」なんかじゃなくって、「男と女は『同じ』なんかじゃない」ってことでした。「男とか女とか関係ないし、むしろ男には負けないと思って生きてきたけど、男と女は違うし、男と同じ土俵に上がって同じように成功することが正しいわけじゃない」っていうことを痛感した20代だった。

 

「男の人と肩を並べて、むしろ男の人を負かす勢いで仕事ができる女性」が理想だったはずなのに、実際に働いてみると「24時間働けますか」の世界に幸せを感じることはなく。ただただ体調は悪くなるばかり、仕事には行きたくなるばかり…そもそも「24時間働けますか」の世界が、すでに時代遅れなんだけど。結局、現在の仕事社会というところは、戦後から今まで男の人たちが自分達に合わせて作ってきたもので。頭では「男性に合わせた仕事社会」で活躍したいと思っていても、心と体はそれを拒絶する。

 

そこでようやく「男と女は違う」ということを理解した。どっちがいいとか、悪いとかではなくて、「違う」のです。自分の「女性性」をちゃんと受け入れて大事にして生きないといけない。でもそれは「かわいさを武器にする」こととも違うと思うのだけど。

 

女性活躍社会っていうのは、男も女もお互いの違いを理解した上で、それぞれがそれぞれの良さを発揮できる社会なんだと思う。一朝一夕でできることじゃないよね。課題山積。

 

インテグレートのCMの話から逸れた気もするけれど、ここまで私なりに自分の女性としての生き方と向き合ってきたことを思い出してみても、やっぱり怒れる女性たちの「怒りのポイント」が分からなくって。怒れる女性たちを否定するわけじゃなくって、ただどこがポイントなのか、知りたい。純粋に知りたい。