兼業主婦ぺりこのスピリチュアルに片足突っ込んだ日記

アラサー、ヨガ、(ちょっと)スピリチュアル、プレママ

産まれました

一週間と少し前に、無事に私によく似た女の子を出産しました。
明け方に破水して、病院へ。徐々に陣痛が強くなり、その日の22時前に出産。
陣痛が本格的に出てきたのが、お昼過ぎからだったので、
初産としては「安産」の部類に入るのだとは思いますが、
それでもお産は辛いとか、痛いとかだけじゃなくて「想像をはるかに超えたもの」でした。

 

出産経験者にリサーチした結果、
「子宮口がなかなか全開にならなくてつらかった」とか
「子宮口が全開にならなくて、胎児心拍が低下して緊急帝王切開になった」とか
とにかく「子宮口全開」に至るまでのエピソードが多かったので
「いかにスムーズに子宮口全開に至るか」を考えていました。

正産期に入ってからラズベリーリーフティを飲んだり、
「子宮口と『口』は連動しているから、大きな口を開けて叫んだほうが早く開く」
という情報から、痛みに合わせて、遠慮なく、我を忘れて叫んでみたり。

その結果、子宮口全開までは、とても順調だったんです。
ところが…そこから「いきんで胎児を娩出する」のが想像以上に辛かった。
私のイメージでは、それなりに頑張れば、「スルッと出てくる」ものだと思っていたのですが、甘かった。
子宮口全開からは痛いというよりは、「これ以上力が出ない…」という無力感を強く感じました。
最後は微弱陣痛になってきたとのことで、陣痛誘発剤を少し使って、会陰切開もして、出産しました。
正直に言えば、産まれた瞬間は感動というよりは「ようやく終わった…」という気持ちのほうが強かった。

出産直後に助産師さんに「どうでしたか?」と聞かれて
「今年出産した友人が産んだあとに『次は絶対無痛にする』と言っていたけど
私がキツかったのは、痛みよりも『いきんで出す』ことでした。
なので、私の場合は無痛にしても、解決はしなかったと思うんですよね」
と答えました。

陣痛の最初の方は確かに「ああ、痛い。確かに無痛にした方がよかったかも」とか思っていたのですが、
陣痛が強くなるにしたがって、それどころではなく、思考はほとんど手放されていました。
そして、その「思考を手放している」状態が一種の快感だった。
「こんなに我を失うなんて恥ずかしい」という感情もなくなり、痛ければ素直に「痛い」と叫び、
これぞまさに「ありのままの私」状態。
お産という極限状態だからこそ、理性が失われ、自分が解放されているような感覚があったのです。

今、これを書きながら、改めて「無事に生まれてくれて、本当によかった」と思いますし、
お産を経験できて、本当によかったな(語彙が少ない)と思います。

産んだあとの自分の肉体的・精神的な変化もいろいろと感じているのですが、
ひとまずは出産について、でした。